高精度で精密農業をサポート
Sveaverken N10は、精密農業、測量、造園などの用途に対応したCORSシステムで、センチメートルレベルのRTK測位精度を提供します。マルチ周波数対応のインターネットベースソリューションにより、広域で安定した高精度測位を実現。測位局やアカウント、VRS(仮想基準局)の計算管理も効率的に行えます。

広域で正確な測位
マルチコンステレーションおよびマルチ周波数GNSSとVRSネットワークを採用する ことで、広大な農地でも±2.5cmのローバー測位精度を実現。精密農業、HD測量、ロボット草刈機などに最適な高精度測位ソリューションを提供します。

安定したネットワーク伝送
電波が弱い環境や障害物が多い場所でも安定動作。信頼性の高いGNSS信号を常時供給します。

信頼性の高い性能
内蔵バッテリーで最大24時間連続稼働可能。AC電源接続時は24/7無停止運転を実現し、電力供給の心配から解放されます。
合理化されたワークフロー
ハードウェアとソフトウェアの両方で使いやすい設計を採用したSveaverken N10 CORSシステム(GNSS受信機&FLBSプラットフォーム)は、生データ収集から処理までを一貫管理し、多様な産業向けに信頼性の高い高精度測位を実現します。

データ伝送
N10 GNSS基準局は航法衛星信号を継続的に追跡・受信。生観測データを収集し、データ処理制御センターへ自動転送します。

データ処理と管理
N-RTKプラットフォームとして、FLBSは基準局からの生観測データとローバー側からの概略位置情報を統合処理。ネットワーク経由で差分データ(RTK信号)を生成・配信し、エリア内ユーザーのリアルタイム動的測位を保証します。
直感的なインターフェースでCORSネットワークを効率管理。基準局管理・RTKアカウント管理・ユーザー管理ソリューションに加え、障害検知と警告機能を備えます。
使いやすい設計
柔軟な構成で2つの動作モードを選択可能:単独基準局RTKモードと仮想基準局(VRS)モード

単独基準局RTKモード
1基の基準局とローバーの生観測データを処理する差分測位方式。個人ユースに最適。

仮想基準局(VRS)モード
FLBSが30-80km圏内の複数基準局(3基以上)のデータを統合処理。Ntripサービス提供など商用利用に理想的です。
導入事例
トルコのパートナーUlusarp OtomotivはN10基準局130局以上を設置し、主要農業地域での信号カバー率を達成。顧客に対し安定した高精度測位信号を提供した結果、ナビゲーションキットの販売可能性を30%向上。同時にFLBSプラットフォームにより基準局管理・Ntripアカウント管理・アフターサービス業務を効率化し、RTK信号エラーの発生を90%低減、アフターサービス運営コストを80%削減しました。
様々な業界向け
仕様
GPS L1C/A/L2P (Y)/L2C/L5
GLONASS L1/L2
Galileo E1/E5a/E5b
QZSS L1/L2/L5
Vertical: 2.5 m
Vertical: 1.5 cm+1 ppm
Vertical: 5.0mm+1ppm